こんにちは、Kです。
今回は、私が簿記2級に受かるまでの過程をシェアしていきます。
非ビジネス系学部に在籍しつつ、勉強の基本は独学でした。
ではいきましょう!
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初受験 : 簿記3級合格してから100時間勉強したけど全く足りなかった
私は簿記知識ゼロの段階から74時間勉強して簿記3級に合格しました。そして、そのあとすぐに簿記2級を受けることに決めました。
まずテキストと問題集を購入し、早速、商業簿記から取り組み始めました。
しかし、テキストや問題集の分量は簿記3級のときの3倍以上はありそうな感じでした。
集中力が凡人レベルである私には1、2ヶ月では到底足りないだろうと思えました。
結果、簿記2級試験日までに私ができたことは、商業簿記のテキストを理解するところまでで、工業簿記は中途半端なところで終わってしまいました。
勉強時間はおよそ100時間。
試験当日は、問題が全く分からない、出来ないで、情けない気持ちで会場を去りました。
試験結果は100点中36点で、工業簿記にいたってはほぼゼロ点でした。
商業簿記に関しても、テキストを理解することはできても、本番レベルの問題に対応する力はありませんでした。
原因は完全な演習不足。過去問にも結局手が回らずの状態だったので…
初受験の時の受験レポートは以下の記事をご覧ください↓
工業簿記からやるのがセオリー
簿記2級の商業簿記は範囲が広く、本番の問題レベルも大きく変動します。なので容量が悪い人は、難しい問題に対応するために無駄に細かい論点につっこんで、非効率な学習に陥ってしまうリスクがあります。
そこで
範囲が比較的狭く、試験の問題レベルも安定している工業簿記から取り組みましょう。
工業簿記は1度解けるようになると本当に楽です。範囲が狭くテキストや問題集の回転もし易いので、そのぶん定着率も上がります。過去問演習の際に目標時間の半分以下で解ける時もありました。
工業簿記は本当に似たような問題が繰り返し出題されているので、過去問をやり込みましょう。
日々を簿記勉強のために仕組み化した
勉強習慣をつけるために、日々の生活を行動様式から仕組み化して変えていくのは有効です。実際に私が取り入れたことを紹介します。
アプリを隙間時間にやる
電車など移動時間はかならず簿記アプリを開き、絶対にそれ以外のことはしないようにしました。
家から大学までの20分、大学からバイト先の10分、どれだけ気乗りしないときも、疲れている時も眠い時も、とにかくアプリを立ち上げて1個仕訳をすれば、集中力が湧いてきました。
私がお世話になったパブロフ簿記のアプリはここから↓
講義
勉強の9割5分は独学でした。ですが、これでは足りぬと思った私は奥の手を使いました。会計の講義がある他学部の講義を履修したのです。
私の通った学部では教養的・初歩的な会計の講義はあっても、2級にフォーカスした講義はありませんでした。
そこで、2級レベルの講義を行なっている学部の事務室へ行って履修登録を行いました。しかもタダで受けられました。
ビジネス系学部以外の学生や社会人の方にとって、大学の会計の講義を受けられるかどうかは大きな差だと思います。
正直ここはあまり再現性がないかもしれません。でも運良く講義に登録できたら、思い切り利用し尽くしましょう。
私の場合、その講義の内容は学習済みのものが9割でしたが、毎回の確認テストや期末テストの準備がいい復習・演習の機会になったと思っています。
なにより日常的に簿記を学ぶ仕組みができたのが大きかったです。
財務会計の基礎を学んだ
簿記だけでなく、もっと大きい視野で会計を理解することで、かえって簿記の理解が捗ると仮説を立てた私は、財務会計のロングセラー書籍↓を購入しました。
財務会計・入門〔第13版〕 (有斐閣アルマ) https://www.amazon.co.jp/dp/4641221650/ref=cm_sw_r_cp_api_i_qXxJEbBF451E4
この一冊で財務会計の全体像をふわっとインプットできます。
ゴリゴリにやるのは簿記2級合格の観点から言えば非効率で遠回りだと思うので、ふわっと程度がいいと思います。
最後の1ヶ月で過去問演習!
最後はやはり過去問です。
新しい方から解いていきました。
最後は時間が足らず、結構解き残してしまいましたけど…
時間を計って解く▶︎答えあわせ▶︎正しい解法や抜けている知識を確認▶︎テキスト読んで補強▶︎間違えた問いをもう一度時間を計らずに解く
とゆう感じで回しました。
テキストや問題集は本当に基礎レベルなので、過去問演習を通じてしっかり実践レベルにひきあげておく必要があります。
過去問演習なくして合格はあり得ません!
付録 : 勉強時間
1回目 (不合格 : 104時間42分)
商業簿記テキスト : 53時間22分
商業簿記問題集 : 8時間53分
工業簿記テキスト : 19時間19分
工業簿記問題集 : 2時間51分
商業簿記アプリ : 11時間59分
工業簿記アプリ : 41分
過去問題集 : 7時間37分
2回目 (合格 : 160時間23分)
商業簿記テキスト : 7時間43分
商業簿記問題集 : 4時間28分
工業簿記テキスト : 32時間6分
工業簿記問題集 : 13時間47分
商業簿記アプリ : 21時間12分
工業簿記アプリ : 4時間55分
財務会計入門テキスト : 14時間2分
原価計算テキスト (kindle) : 2時間38分
過去問題集 : 46時間
大学講義テスト準備 : 13時間32分
トータル : 265時間5分
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